首から背中にかけて痛み、呼吸が苦しい
No.067:2021.01.06
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 40代男性 自営業 |
来院までの経緯 | コロナ禍で自宅に籠もって仕事をすることが一気に増えた。夏くらいから仕事が忙しくなり、ほとんど自宅で仕事して寝るという生活が続き運動は全く出来ていない。月に一回適当に整体に行って体調を整えていたが、今回の首から背中にかけての痛みは一向に良くならず、最近は呼吸まで苦しくなり、手足にも痺れる様な感覚が出てきた。仕事もままならなくなり、なんとかしようとネットで検索したところ、当院の症例報告と口コミを見て来院した。 |
検査と所見 | ・猫背が目立ち、体を自分で支えられていない ・上を向くと骨がつっかえる感じで痛みがある ・口呼吸が目立つ 検査結果より背筋群の機能低下により、体が正常な状態を保てなくなっていると考えられた。 |
施術の経過 | 施術は姿勢を整える方針で行なった。背中、肩甲骨周りをほぐし、肋骨に可動性をつけ、中部胸椎および上部胸椎に対してカイロプラクティック・テクニックを用いて矯正を行った。施術後は腕に血が流れる感じがし、苦しかった呼吸がスムーズに出来る様になった。体調管理のため、現在の生活習慣を見直すことをアドバイスし、本ケースをクローズした。 |
■ 担当コメント:松田
コロナ禍以来、肩こりや腰痛の他、体調に異変を来して来院される方が増えています。原因はどの方も著しい運動不足による血流の低下や自律神経の乱れです。今回の方も運動不足による猫背が慢性的に心臓や肺を圧迫していたことが原因であり、手足の痺れも神経的な問題ではなく、血流の低下によるものでした。人間は動く様に出来ており、アリストテレスも「生命は動きにある」と言っています。言い換えれば動きがなければ生命はないと言えます。運動不足を感じている方は体調に異変をきたす前に是非ご自分で運動する習慣を身につけて、体調管理に努めてください。 |
