症例報告 - 肩の痛み
肩が痛くて腕があげられなくなった
ご来院者 様 | 横浜市磯子区在住 40代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 何かキッカケがあったわけではないが、数ヶ月前から左腕を動かすと肩に違和感を感じていた。そのうち治るだろうと思っていたが、徐々に違和感から痛みへと変わっていき、それと同時に腕を動かせる範囲がどんどんと狭くなっていった。滅多なことでは病院にもいかないのだが、さすがにこのままではマズイと思い、インターネットで検索し当院を見つけた。駅からのアクセスも良かった為、物は試しと来院に至った。 |
検査と所見 | 疼痛の状況 ・左腕をあげると肩のあたりに痛みが出る ・ピンポイントの痛みではなく、肩の広い範囲で痛みがでており、どことは言えない(放散痛) ・痛い方の肩(左)を下にして寝ていると痛みが出る 検査 ・外転90度で痛みにより可動制限がある ・外旋時にも痛みにより可動制限がある ・頭部前方、上腕骨前方変位のいわゆる猫背姿勢 ・肩を構成するすべての関節に可動制限がある ・ローテーターカフの短縮、過緊張が疑われる 所見 いわゆる四十肩、五十肩の症状が出ていました。猫背の姿勢の改善と、肩を構成する関節やローテーターカフと言われる筋肉などの軟部組織を回復させる必要があると考えられました。五十肩は自然に治るのを待つと1年以上かかるとも言われています。治療での改善もゆるやかになるため、患者さんも不安になることがあります。そのため、治療を受けることで徐々に寝ているときの痛みの緩和や、仕事や生活上での不都合が改善されていくことをお伝えしました。 ![]() |
施術の経過 | 8月 〜 11月 この時期は肩の痛みが仕事に差し支えているとのことで、その問題を解決するための施術を行いました。具体的には腕を肩の高さより上にあげると発生する痛みを、肩を構成する関節や軟部組織にアプローチすることで回復させていきました。腕をあげられる角度は90度から120度〜170度へと変化しました。 11月 〜 2月 この時期は髪を洗う時、上着をはおる時に痛みがあり困っているとのことでした。ここからは猫背の対策をスタートし、それと同時にそれぞれの動作で必要な動きが行えるように引き続き肩の動きに関連する軟部組織や関節へとアプローチしました。2月には髪を洗うことも上着をはおることも随分と楽にできる状態になりました。 2月 〜 2月の中旬頃には、生活上の不便を感じることはないが、腕を上げると170度以降で痛みがあるとのことでした。3月は仕事の都合で来院されませんでしたが、4月の施術後には肩を180度あげても痛みがなくなりました。そのため来院の頻度を月に1度に変更し、一ヶ月後の5月の来院時には施術前の動きの確認でも、ほんの少し痛みがある程度と仰っていました。施術後には肩に痛みもなく動きもスムーズになったため、本ケースをクローズしました。 ![]() |
担当者コメント:木脇
所見にも書いたように、五十肩による痛みは1年もすれば自然治癒します。(ただし肩の動きは悪いままであることがほとんどです。)しかし、施術を受けておくと様々なメリットがあります。生活上で困っていることから解決できる、痛みだけでなく肩の動きも回復する(そのため、痛みがなくなった後に肩や首のこりやすくなることが減ります)、毎回の施術で着実に改善がみられる、より早く改善するために今の状態に必要なセルフケアがわかる、筋や腱の断裂など手術が必要なのかどうかがわかる、などです。ただ痛みが減るのを待つのではなく、ぜひ一度ハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。
1年位前から肩から指先まで鈍痛や痺れが出ている
No.094:2022.09.06
ご来院者 様 | 横浜市磯子区在住 40代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 1年ほど前から右の肩、脇、肘、時には指先まで鈍痛やしびれを感じるようになった。マッサージに行くと少しは良くなるが、疲れてくると夜寝る前などに症状が出てしまう。その時だけ良くなるのではなく、もっと根本的な解決をしてくれる治療院を探し、当院のホームページや症例報告をみて来院に至った |
検査と所見 | ヒアリング&検査 ・仕事は典型的なデスクワーク ・右肩から腕の背中側を通って指先までの鈍痛やしびれがある。 ・サービカルコンプレッション 陽性 (神経根症状の疑いあり) ・右の棘下筋の過緊張あり 所見 まずしびれが神経由来かどうかを検査したところ陽性でした。しかし同時に棘下筋にも過緊張がみられました。この筋肉も腕の痺れの原因になりえます。そのため、神経由来、筋肉由来、その2つのミックス、この3つの可能性を考慮しながら施術することにしました。 |
施術の経過 | 初回 棘下筋をほんの少し緩める施術を行い、症状の変化を確認したところ「少し良いような気がします」とのこと。そのため、まずは棘下筋が十分に回復するように、棘下筋が働く環境(良い姿勢)を整え、棘下筋自体にもリリースをかけていきました。その結果、症状は8割ほど改善。残りの時間を使い、神経からの問題である可能性を探るために頚椎(首)への施術も行いました。頚椎にも筋肉、関節ともに多少の固さや動きにくさもあり、それらを解消しましたが、問題となっている症状には変化がありませんでした。施術を通して、患者さん自身も不良姿勢からくる棘下筋の疲労状態が問題である可能性が非常に高いことを実感していただき、次回は棘下筋の問題をしっかりと解決していくことになりました。 2回目 1週間後に症状の様子を尋ねると「かなり良くなってます。」とのこと。棘下筋が疲労してしまう原因となっている、巻き肩、猫背、座りすぎからくる腰の問題を解決することで姿勢を整え、その上で棘下筋へのケアも行いました。施術後は症状はなくなっており、「なんか頑張らなくても良い姿勢になってる気がします。」と感想をいただきました。 現在 「自分じゃケアしきらないところを施術でやってもらえる。」と言っていただき、月に1度メンテナンスのために通われています。 |
担当者コメント:木脇
今回のポイントはしびれの原因を早い段階で特定できたところです。首の問題の可能性、肩の問題の可能性、そのどちらももっている可能性と3つありましたが、初回の施術において肩の問題であることがハッキリわかったことで、少ない回数でしっかりと回復することができました。当院では正確に原因を特定することで、できるだけ早く症状を取るように努めています。お悩みごとがあればぜひハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。
寝ていると左肩にだるさやうずき、痛みを感じる
No.089:2022.07.04
ご来院者 様 | 横浜市金沢区在住 30代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 働き初めて以来、腰、背中、肩がこることが増えてきた。最近は寝ていると左肩の辺りが何となくダルくなってきたり、ズキズキうずいたり、時には痛みがでるようになってきた。また肩を動かす時にもズキっとした痛みが出ることがあるため、おそるおそる動かしている。治療院を探し当院の口コミをみて、一度行ってみようと思い来院された。 |
検査と所見 | 検査 ・極度の巻き肩、ストレートネックの姿勢 ・肩の動きに以下の制限がある 屈曲制限(バンザイをしたときに腕が上がりきらない) 外転制限(腕を体の横から上に上げる動きで痛みが出る) 水平外転制限(腕を90度の高さにあげた状態から、背中側に動かそうとすると痛みが出る) 所見 巻き肩とストレートネックという姿勢の影響から肩を構成している上腕骨、肩甲骨、鎖骨が機能しづらくなっているため、肩の動きが制限されていた。また、「ズキズキとうずく」「ズキっとした痛みがでることがある」とのことから肩周りの軟部組織が炎症を起こしている可能性もあった。この場合、施術の有無に関わらず炎症が進行することがあり、また、施術によって痛みが悪化することもある。巻き肩、ストレートネックの解消とともに、軟部組織の状態の見極めと施術を慎重に行う必要があった。 |
施術の経過 | 初回 まずは肩が正常に機能できる環境を作るために、巻き肩、ストレートネックへの対応を行った。骨盤、胸椎、腰椎の固くなっている部分にカイロプラクティックの技術を用いて動きを出した。この時点で痛みなく動かせる範囲が増加。その後、炎症についての説明をした後に、肩を構成する各関節への施術を行うことで巻き肩をさらに改善させた。施術後は肩周りのダルさやコリ感は70%くらい減ったとのこと。肩の動きもスムーズになり、ご本人も「動きやすい!」と驚いていました。 2回目 次の施術は1週間後に行った。「めっちゃ良くなったんで、もっと良くしたいです。」とのこと。日常生活で不便を感じることはほぼなくなっているが、寝ているとうずくような感じがまだあるとのこと。前回に引き続きカイロプラクティックの技術を使い巻き肩とストレートネックに対する施術を行った後に、軟部組織が炎症している可能性が低いと判断できたため、肩の周りの筋肉や関節包といったところにもアプローチした。施術後にはバンザイの動き(屈曲)がしっかりと最後まで上がりきるようになった。日常生活には不便がないとのことだったが、肩についてはしっかり良くしたほうがいいことをお伝えし、継続して治療を行うことになった。 3回目 翌週の来院時に様子を聞くと、頻度は減ったが寝ているときのうずく感じが出ることもあるとのこと。寝ている姿勢を聞くと、どうしてもクセで痛い方の肩を下にして寝てしまうとのことであったため、横向きでも肩が悪くならない寝方をお伝えした。施術については1回目、2回目と同じ方針で行い、肩の状態が良くなってきていたため、次回の来院は間をあけて3週後に行うことになった。 4回目 この時には肩はまったく問題ないとのことだった。仕事が激務であり、下半身や腰がダルいとのことだったため、肩のケアを行いつつ全身のケアを行った。 現在 肩の痛みは解消されたものの、残業が月に60時間を超えることが当たり前という状況のため、リフレッシュとメンテナンスを兼ねて月に1〜2回のペースで来院されている。 |
担当者コメント:木脇
肩に痛みが出た場合、まずは姿勢の問題を解決することが最優先です。肩は姿勢の影響を強く受けるため、肩のみをケアしても良くなりません。
ストレートネックや巻き肩、猫背といった問題を解決した後に
肩を構成している、鎖骨、肩甲骨、上腕で作られる関節の可動域を増やし、
加えて肩周りの軟部組織にも手を入れることで、症状が回復します。
セルフケアとして当院オリジナルの効果的で簡単な体操もありますが、
デスクワークをしていても疲れにくい環境の作り方や、肩の状態を良くする寝方もあります。
体操よりもこちらのほうが取り入れやすいようです。
興味のある方は施術中にでもセルフケアについてお尋ねください。
肩の問題は、最初は小さな違和感や痛みからはじまり、気づいたときには
日常生活に支障がでるほどの動きの制限や痛みが出てきます。
そうなる前に手を打っておくほうが不便なく生活できますので、
肩こりやダルさ、痛みや違和感などにお悩みの方はぜひ当院までご相談ください。

首と肩がこっていて、腕まで張りが出てきた。
No.083:2022.04.06
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 50代男性 会社員 |
来院までの経緯 | 10年来の肩と首のこりを持っている。ここ最近は特に左の肩こりがひどく、その影響なのか左の上腕まで張りを感じている。マッサージに行くこともあるが、そのときは少し良くなる感じもするが、次の日には同じ状態に戻ってしまう。たまたま知り合いから当院を教えてもらい、ホームページやクチコミをみて来院に至った。 |
検査と所見 | ・ジャクソンテスト、スパーリングテストともに陰性。 ・上を向いたとき、頭を左に倒したとき、左を振り返ったときに首に痛み(張り感)がある。 ・巻き肩の影響で肩甲骨が動きにくくなっている。 ・首の筋肉(胸鎖乳突筋)に過緊張がある。特に左側にはしこりのような塊がある。 ・上部胸椎(T1 - T3)の弾力性の低下 ・下部胸椎(T10 - T12)の弾力性の低下 所見 巻き肩による肩甲骨の動きにくさと胸椎(肋骨のついている背骨)の上部と下部の弾力性の低下によって、首の筋肉の過緊張ならびに上腕の張り感が起こっていると考えられました。 |
施術の経過 | この方は日頃からジムで体を動かす習慣があり、初回の施術もジムに行った後にいらっしゃいました。筋肉がある程度温まっていて緩んでいた為、筋肉へのアプローチは大胸筋や左の肩周り(ローテーターカフ)のストレッチなど必要最低限にし、その他の時間を使ってカイロプラクティックテクニックで関節の可動域をつけていきました。施術後には首、肩、左腕の痛みは7割減とのことでした。しっかりと良くしておきたいとのご希望だったため、2回目、3回目については関節の可動域が体に馴染むよう、短いスパンで来院されることになりました。 2回目の施術は初回の1週間後に行いました。施術前の時点で痛みが6割くらいまで戻ってきているとのことでした。初回と同じ方針で施術を行い、終了時にはほとんど気にならないところまで改善することができました。 3回目の施術は2週間後に行いました。この2週間はとても調子が良いとのことでした。初回、2回目と同じ方針で施術をしながら、それ以外のところにも施術を行いました。終わったときには「なんか視力も上がってる気がします」と感想をいただきました。日常生活でつらさを感じることが減っているため、本ケースをクローズしました。 現在はひと月に1回のペースで来院され、そのときの体の状態に応じてメンテナンスを受けられています。 |
担当者コメント:木脇
この患者さんのように「ジムに行っているけど肩コリが良くならない」「マッサージに行っても良くならない」という方や「セルフケア(ストレッチ)をしているけど中々良くならない」という方がよくいらっしゃいます。色々やっているけど良くならない理由は大きく2つあります。
1つ目は症状の主な原因が筋肉ではなく骨格(関節)にあるケースです。ジム、マッサージ、ストレッチは筋肉を対象にしますが、骨格にはアプローチしていません。カイロプラクティックは骨格をみることが得意な療法ですので、関節の固さや動作不全が問題になっている症状に対して効果的です。
2つ目は原因の見極めが難しいからです。同じ症状でも人によって原因は異なります。その原因を正確に見極めるためには知識、経験を持った上で検査を行うことが大切です。当院では症状の原因をしっかりと見極めた上で施術を行います。そのため施術の後にちがいをハッキリと感じることができます。
今回のケースは肩こりと腕の張りというお悩みでしたが、来院時に触診させて頂くと肩の関節や筋肉は問題なく機能していました。しかしながら、肩から首へとまたがる筋肉については過緊張状態でした。このように、問題を起こしている組織を判別し、さらに原因の特定していった上で施術を行ったことが良い結果に繋がりました。
長年の肩コリや腕の張りにお悩みの方は、どうぞ横浜関内のハレルヤカイロプラクティックに一度お越しください。
左肩が上げられず洗濯物が干せない
No.074:2021.11.07
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 60代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 年の初め頃から左腕の付け根と鎖骨付近に違和感を感じはじめた。徐々に違和感から痛みに変わってきた為、整形外科を受診し痛み止めの注射を打ってもらった。痛みは軽減したが数か月後に再発。今度は痛みだけでなく腕が上がらなくなった。 再び整形外科を受診したが、痛みも腕の上がりも特に改善はなかった。いくつかの整体に行ってみたが、一時的には良くなるものの、次の施術を受けるときまでに元の状態に戻ってしまい、改善している気がしなかった。洗濯物を干すことができず、日常生活にも支障をきたすようになった。 どうしたものかとインターネットで調べていたところ、当院のホームページにたどり着き、自分の問題がカイロプラクティックで良くなるのかどうかわからないが、一度試してみようと来院した。 |
検査と所見 | ・夜間痛があり、左を下にして寝ると痛みで目が覚める ・可動域検査:屈曲:100°、伸展:0°、外転:90° ・上腕二頭筋長頭腱の負荷テスト:痛みの誘発あり 肩の伸展と外転で特に強い制限と痛みの誘発があった。肩関節周囲炎(一般的にいう五十肩)が疑われました。 |
施術の経過 | 初回の施術では固まった肩周辺の筋肉トリートメントを行った上で、同部位に炎症が疑われた為、超音波を用いて炎症の軽減をはかりました。施術後は屈曲100°→110°、伸展0°→10°、外転90°→100°と肩の可動域が広がり、痛みも軽減していました。肩関節周囲炎についてご説明し、その後3回目までは同様の方針で施術を行うことになりました。可動域については都度良くなっていきましたが、痛みについては良くなったり、悪くなったりを繰り返していました。(*肩関節周囲炎の場合、炎症期という「痛みをぶり返す時期」があるためです。) 4回目の来院時には「痛みもだいぶ治まってきた」とのことでした。そのため痛みよりも可動域を広げる施術に重点を置き、関節操作や機能回復のためのストレッチを用いて可動域の改善を測りました。6回目の来院時の肩関節を屈曲170°、伸展40°、外転160°まで痛みなく動かせるようになり、洗濯物も干せるようになったとのことでした。 ご本人より右肩のようになるまでしっかり治していきたいとご要望を頂き、現在は2~3週の間隔で来院を続けられています。 |
■ 担当コメント:永谷
この方の症状の問題は2つありました。 1つは夜間痛。痛みで目が覚めてしまうため睡眠の質が低下してしまっていました。 もう1つが肩の可動域の制限。これによって日常生活に不便が生じていました。 肩関節周囲炎は炎症期、拘縮期、回復期という3つの時期があります。 この方のような夜間痛がでるような場合は炎症期にあたり、この時期には痛みを完全になくすことは難しいのが現実です。しかし、寝ているときの姿勢や肩の下にクッションをいれることで、痛みを起こりにくくすることができます。また、施術を受けることで炎症期をできるだけ早く終えることもできます。 痛みがある程度収まってくれば、可動域を増加させていきます。この方の場合はここまで来るのに4回(およそ2ヶ月)ほどかかりました。痛みが収まってくれば、施術を受けるたびに体が変化し、肩を動かしやすくなることが実感できます。セルフケアを取り入れれば、さらに回復が早まります。 肩関節周囲炎の場合、発症し始めの炎症期には痛みによってつらい状況が続きます。当院では来院者さんができるだけ早く良くなるように、炎症を鎮める効果の高い超音波機器を備えており、日常生活に簡単に取り入れられるセルフケアも施術とともにお伝えしています。同じような症状にお悩みの方はハレルヤカイロプラクティックまでご相談ください。 |

左の首から肩にかけて激痛が走る
No.030:2019.06.12
ご来院者 様 | 横浜市南区在住 50代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 1週間前に畑仕事を手伝った。その時はなんでもなかったが数日後から強い筋肉痛が出てきた。いつもよりも痛みが強かったので、お友達に施術をお願いしたら痛みが悪化し、翌日の朝には耐えられないくらいの痛みになり、今すぐ何とかしたいとネットで当院を見つけ来院された。 |
検査と所見 | ・安静時痛がある ・ある特定の首の運動で痛みが強く誘発される ・肩の運動でも痛みが誘発される 検査所見より、首と肩甲骨を繋ぐ筋肉のトラブルが疑われた。前日のハリで悪化とのことを考慮し、筋肉トリートメントは物理的に筋肉をほぐすよりも、神経抑制を最大限に作用させ、筋肉の緊張を取り除くことが大切だと判断した。 |
施術の経過 | 施術は横向きで肩甲骨周辺、上向きで首回りの筋肉トリートメントを行なった。施術後は安静時痛が消失し、動作時痛も7割以上減少した。筋肉に無理な刺激を与えたための悪化だと考えられたため、「経過をみて問題がなければ大丈夫です」と本ケースをクローズした。 一月後に肩こりで来院された際、「前回の肩の痛みは翌日には消え、その後も全く問題ない」とのことであった。 |
■ 担当コメント:松田
痛みは体が発する警告です。問題があるから痛むのであり、痛みを取り除くには何故痛みを発しているのかを見極め、原因を取り除いてあげることが大切です。逆に原因を増長させることをしてしまうと悪化します。痛みを発する原因は様々であり、同じ症状だから同じことをすれば良くなるという訳ではありません。お体のトラブルの際は、闇雲に何かをするのではなく、自分の体の状態をきちんと見極め、適切な処置やアドバイスをくれる専門家に相談しましょう。 |

1年半以上経っても四十肩が良くならない
No.016:2019.02.28
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 40代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 1年半以上前から左肩が痛くなり始め、整形外科に通院したところ「四十肩ですね」と診断された。湿布と痛み止めを処方されたが一向に良くならず、むしろ肩を上げた時に痛みは強くなっていった。先生には「だいたい1年はくらい経てば良くなりますよ」と言われていたので我慢していたが、1年半経った今でも腕は上がらず痛みも無くならない。2ヶ月後から仕事が忙しくなりそうで、それまでの間になんとかしたいと当院のホームページをご覧になって来院された。 |
検査と所見 | ・肩は前方に90°以上あげられない ・やや猫背気味で、胸椎や肋骨の可動性が低下している ・背筋群の筋力低下が見られる 所見より典型的な四十肩と考えられた。発症から随分と時間が経っているため、積極的に肩の可動性をつけていくことが必要だと考えられた。 |
施術の経過 | 来院できる期間が限られていたため、初回から肩関節や肩甲骨の可動性をつけることを積極的に行い、肩のエクササイズを一緒に行い自宅でも行なうようにアドバイスした。初回施術後は120°まで腕が上がるようになった。 4回目の施術では、肩だけでなく背中や肋骨の動きもつけていき、施術後は150°まで肩が上がるようになった。 6回目の施術では、通勤のつり革やコートを着る際の痛みは無くなっていた。左肩を中心に上半身全体の動きをつけるように行い、施術後は160°まで痛みなくスムーズに上げることができた。 |
■ 担当コメント:松田
この方は来院できる期間が決まっていたので、初めから積極的なアプローチを取りました。全6回の施術でしたが四十肩が6回でここまで上がるようになれたのは、患者さんの積極的にセルフ・エクササイズを行ってくれたからだと思います。今後の患者さんのお体を考えると最後の180°まで上がるように続けた方が良いと思いましたが、それはまたの機会にお任せしていただきたいと思います。 四十肩五十肩は生活に著しく影響があり、なかなか良くなりません。同じようなお悩みをお持ちの方は自然治癒を待つよりも専門家の力を借りた方が生活が楽になると思います。 |

各部位の症例報告
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