症例報告 - 姿勢矯正
猫背がひどいので改善したい
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概要当院がサポートしているプロボクサー清木場選手の症例です。アスリートへの施術ですが、内容としては一般の方にも共通することが多くありました。特に猫背や首コリや肩コリにお悩みの方の参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
No.126:2024.07.10
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 30代男性 自営業 |
来院までの経緯 | 月に一度のメンテナンスとして来院。ボクシングのトレーニングによる疲労とともに肩こりと首のこり、また猫背になっていることも気になっているとのこと。 |
検査と所見 | 【姿勢分析】 猫背の姿勢を細かくみると、以下の問題点がありました。 ・頭部前方 ・上部胸椎の後方変位 ・前腕の屈曲 ・骨盤の後傾 詳しくは下記の施術の経過で解説していきます。 |
施術の経過 | 施術前の写真です。これをみると大きく4つの問題点があります。 @頭が前に移動している A顎が上がっている B上部の胸椎(背中の上の方)が曲がりすぎている C前腕が曲がっている また、軽度ながら下半身にも以下のような問題があります。 ・腰椎の反りが強くなっている ・骨盤がやや後傾している 画像を使って解説します。 これを元に、施術の前と後の画像を比較してみます。 4つあった問題点が改善されているのが伝わるでしょうか。よりわかりやすくする為に、部位別に比較しながらなぜ猫背が肩こりや首のこりを起こすのかといったことを解説していきます。 上の画像のBeforeでは頭の位置が前方に移動してしまっています。 この状態では、首の後ろ側や背中の上部(肩甲骨の間のあたり)への負担が大きくなり首のコリや肩のコリを起こしやすくなります。 清木場選手の場合、この原因にはファイティングポーズがあげられます。 (右が清木場選手です) この姿勢が長いことで背中の上部が固くなり、頭が前に移動してしまいます。 一般の方にもこの姿勢はよく見られますが、多くの場合はデスクワークやパソコン、スマホの使用によるものです。 原因は異なりますが状態は同じですので、背中の上部をそらす方向へと施術を行うと改善されます。 多くの場合、頚椎の7番や、胸椎の1番から3番とそれらに付く軟部組織へのアプローチが有効です。 上の画像のBeforeとAfterでは前腕の曲がり方がちがいます。 Beforeでは力を抜いているはずなのに、前腕が曲がってしまっています。 こちらについても、腕を曲がった状態で使いすぎていることが原因です。そして腕の疲労は肩コリや首の根本あたりのコリの原因になります。 自覚がない方がほとんどですが、一般の方もデスクワークなどで指や腕が疲労を起こしており、腕を施術すると「腕もこってるんですね」と言われたり、肩や首がラクになっていくのを感じられる方もいます。また、腕だけではなく肩甲骨や鎖骨がガチガチに固まっていることが多いため、カイロプラクティックの技術を用いて肩甲骨や鎖骨が滑らかに動くように動きをつけることも効果的です。 清木場選手の場合にはそれほど大きな問題がみられなかったので割愛しましたが、一般の方の場合には上半身に加えて下半身への施術を行うと猫背や肩こり、首コリの解消につながります。 座る時間が長いことで曲がった状態で固くなってしまった骨盤、股関節や膝、足首にも施術を行うことで、全身の重心バランスが改善されます。 猫背や慢性的な首コリ肩こりは日常生活の負担から起こるものです。そのため、良い状態を保つためには日常生活で起こる負担を施術で返済していく必要があります。目安としては3〜5回をみておいてください。同じような症状にお悩みの方は、ぜひ横浜市関内のハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。 |
担当者コメント:木脇
猫背については、上半身だけの問題ではなく全身の重心の問題です。清木場選手の場合には主に上半身の問題の割合が多くありましたが、一般の方の場合には、座りすぎによる股関節の問題やそれに伴う骨盤の問題(反り腰や平たんな腰)があることも多いです。いずれにせよ、施術を受けて頂ければ画像のような変化は出てきます。また良い姿勢を保つための秘訣もお伝えします。お困りの方はぜひ一度ハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。最近姿勢が悪いと家族に言われる
No.116:2024.03.11
ご来院者 様 | 横浜市戸塚区在住 70代女性 主婦 |
来院までの経緯 | 年齢とともに姿勢が悪くなっていることには気づいていたが、最近は家族や友人にも言われるようになった。このままにしておくと背中が丸まったままになってしまうのではないかと心配になってきた。膝の痛みもあるためインターネットで整体を調べたところハレルヤカイロプラクティックを見つけ来院した。 |
検査と所見 | ・姿勢検査:座位での猫背が目立ち、右の肋骨が浮き上がっている。 ・可動域検査:上を向く動作や体を反らせる動作に可動制限がある。肩の動きに問題はない。 ・触診検査:上部頚椎および骨盤の動きに制限が強い。 検査結果より、背骨の可動性低下と抗重力筋の機能低下が考えられた。また右肋骨の突出は猫背の際の左右のアンバランスにより生じていると考えられ、可動制限も含め姿勢改善の中で減少していくと考えた。 |
施術の経過 | 年齢的に骨に対して強い刺激は与えられないため、ゆっくりとした刺激を与えつつ背骨を大きく動かすように施術を行った。首と背中の背骨に反る圧を始め、回旋および側屈方向に圧を加えて一つ一つの背骨の可動性を高めていった。 施術前は壁に背中を着けて顎を引くと、頭が壁から離れてしまったが、施術後は壁に着いた状態を保つことができた。体の変化をご本人に感じて頂き、姿勢改善および健康管理のために継続施術を行うこととなった。現在、4回目の施術を終えたが姿勢改善にはある程度満足され右膝の痛みに対して施術を行っている。 |
担当者コメント:松田
近年は年齢を問わず、姿勢改善で来院される方が増えています。ほとんどの場合は猫背によって背筋群の筋力低下が主な要因ですが、年齢が進むとともに背骨そのものが硬化してきます。一度硬化した背骨に柔軟性を持たせるためにはそれなりに時間がかかります。体は何歳からでもやったことに対して応えてくれますが、早い時期から始めていた方が良い状態を保ちやすいです。本ケースの様に周囲の人から姿勢について言われ方は是非、ハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。また周りに言われる様になった時にはそれなりに進行しているので、ご自分で「変だな」「以前より姿勢が悪いな」と思った方は、その時に専門家に相談することをお勧めします。
ヨガを再開したけど、以前のようにポーズがとれない
No.111:2024.02.02
胸が反れず頭が上げられていない |
胸が反り頭が上がっている |
ご来院者 様 | 横浜市中区在住 40代女性 会社員 |
来院までの経緯 | 横浜市中区在住の40代女性が、「ヨガを再開したけど、以前のようにポーズが取れない」と来院された。以前と同じようにやろうとすると背中がうまく反れなかったり、膝をまっすぐに伸ばせなかったりする。どうして同じようにできないのかわからず、とりあえず専門家に聞いてみようと来院された。 |
検査と所見 | ・可動域検査:通常の体幹運動による制限などはみられない。 ・可動触診検査:胸腰移行部の伸展制限および左仙腸関節の可動制限 ・ヨガのポーズ:三角のポーズで前足の膝が曲がってしまう。弓のポーズで胸が上手く反れない。 検査結果より、背骨の可動性低下による機能低下および代償作用と考えられた。胸腰移行部の可動性改善で弓のポーズが、左仙腸関節の可動性改善で三角のポーズに変化がでると考えた。 |
施術の経過 | 1ヶ月で3回の施術をおこなった。主に胸腰移行部と左仙腸関節にアプローチを行い、カイロプラクティック・テクニックを用いて矯正を行なった。弓のポーズは初回で以前の様な感覚で胸の反りができるようになった。三角のポーズでの膝の曲がりは3回目の来院の際にはヨガ教室でも問題なくできるようになっていた。 患者様より今回の施術を通して今まで漠然とインストラクターのポーズを真似していたのが、自分の体をちゃんと動かすということが理解できたと嬉しいお言葉を頂き、本ケースをクローズした。 |
■ 担当コメント:松田
ヨガは最古の健康管理システムとも言えるセルフケアです。単に柔軟性があれば良いのではなく、自分自身の体と常にコミニュケーションをとりながら行い、体の一つひとつをしっかりと動かしていくことが大切です。 それは背骨の可動性が四肢の末端まで影響を及ぼすためです。膝や足首のトラブルは単に膝や足首だけの問題であることは少なく、多くの場合は背骨の可動性の問題の結果として起こっています。 私たちカイロプラクターは個々のスポーツの技術的な面はそれほどお話しできませんが、その動きが人間のメカニズムにとって自然な動きであるかはすぐにわかります。自然でない動きは必ずトラブルとなりますので、運動やセルフケアをしているけど「体がうまく使えない」というお悩みをお持ちの方は、是非ハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。 |
各部位の症例報告
こんな症状の方へ
肩こりが酷すぎて目眩がする
ご来院者 様 | 横浜市港北区在住 30代女性 フリーランサー |
来院までの経緯 | 10代の頃から肩こりはあったが、仕事をするようになってから酷さが増すようになった。数年前から一気に悪化し、首の痛みやふわふわするような目眩を伴うようになってきた。病院でレントゲンやMRIを撮ったがストレートネックと言われただけで、痛み止めと湿布を処方されただけで特別な処置は無かった。 今年に入って熱感のような痛みや指先にチリチリする感覚も現れたため、何度かトリガーポイント注射を試したがほとんど効果はなかった。仕事にも支障がでていたため、以前から親族が通っているというハレルヤカイロプラクティックを紹介してもらい来院した。 |
検査と所見 | ・姿勢検査:頭が大きく前に突出しており、壁に背中を着けた状態で頭が壁に着けられない ・可動域検査:首や肩の動きによる痛みの誘発はない ・整形外科的検査:バレリュー・マイグネ(椎骨脳底動脈検査) 陰性 検査結果より、病的な要因ではなく、ストレートネックによる首肩を支える筋肉が持続的に緊張していることによるトラブルであると考えられた。 |
施術の経過 | 初回は突出した頭を体幹の上にくるように施術を行った。胸を開き肩甲骨を背骨に寄せ、首の骨がカーブを描くようにカイロプラクティック・テクニックを用いて頚胸移行部(首の付け根付近の背骨)に複数回の矯正を行った。施術後は壁に着かなかった頭がつくようになり頭が体幹の上に戻った。また首肩周りが芯から軽くなったとのことであった。 2回目の施術は3週間後におこなった。肩こりはほぼ感じない状態になったが、1週間くらい前からたまに首に痛みが現れることがあり、それに伴い目眩も少し現れるようになったとのことだった。経過を見る限り施術の方針は問題ないと判断し、初回を踏襲する施術の他、より姿勢を整えるために胸腰移行部に対してもカイロプラクティック・テクニックを用いて矯正を行った。施術後は前回同様に軽さとスッキリ感があるとこのとだった。 3回目の施術はさらに1ヶ月後に行った。生活上で気になることはほとんど無くなったとのことであった。そのため、首肩周りにアクセントを置きつつ、全身を整えるように施術を行った。今回のトラブルは姿勢や生活習慣が問題であることをお互いに理解共有し、セルフケアのアドバイス、カイロプラクティックのメンテナンスを続けること勧めて本ケースをクローズした。現在は月に1回程度の来院をされているが、トラブルの再発はない。 |
担当者コメント:松田
肩こりの問題を風邪と同様に一度治れば問題ないと考えている方は意外と多いです。肩こりストレートネックは感染症ではなく生活習慣病です。そのため、注射や薬・サプリメントなどはほとんど役に立ちません。また多くの場合、筋肉の問題よりも骨格に問題があるため、カイロプラクティックの様な骨にアプローチする施術出ないとなかなか改善が難しいのが現状です。肩こり・腰痛はカイロプラクティックの最も得意とするトラブルです。同じ様なトラブルでお悩みの方は是非、横浜関内のハレルヤカイロプラクティックにご相談ください。